理系のキャリアを再考しつつ、色々と考える日記

少し変わったキャリアを歩んでしまった人が日々思うことをつらつらと書くblogです。

農学部在学中にやった方が良いと思われる事

英語の勉強をしていて、ふと農学部に何を勉強しておけばよかったかを考えてみた。勉強中は雑念が多く入ってくるものである。。

まずやるべきことは、高校レベルの理科-化学、物理、生物-の復習をすべきだ。そんで、二次試験に数学ⅢCをとらずに、進学してしまえる大学に(数学ⅢCの二次試験の勉強せずに進学...)した不幸な人は即刻数学の教科書を読むべきだ。実際問題、これらの教科の中で苦手なものがあって、スルーしてしまっても、大学を卒業できるし、授業もなんとかなるし、企業で開発職として就職することは可能である。しかしである、これは大学に進学する意味を損ねていると思う。大学で勉強する価値は、一歩一歩基礎から体系的に学問を学ぶことができるといったことが大きく、これは働きだしてからはなかなか体系的に...といった学習は難しい。また様々な専門書を読解できるようになる基礎を身に着けることだ。これは在学中にすべきだ。

その為には、最低限大学レベルの教科書が読める必要がある。第一歩として、高校レベルの知識がまず必要になってくる。特に数学は、いらないと割り切ってしまってそのまま突き進んでもうまくかわしてゆけば、正直なんとかなるし、後でキャッチアップも可能だ。しかしながら、数学がわからないといったことからくる心理的圧迫は免れない。在学中に克服すべきだ。大学の教科書になってくると、実験機器の解説、化学反応メカニズム、統計処理、熱力学、、と農学部でもお馴染みの科目でも意味もなく数式が登場する。なので、心理的圧迫を避ける為に勉強すべきだ。

物理、化学、生物はそれ自体が基礎科目なわけで、やるべき...高校レベルすらわかっていないと、本当にどうでも良いところで躓き、先生の言ったことを頑張って覚える、過去問を頑張って覚える、、、といった手法でテストを乗り切るだけで専門書や論文を読む力は養われない。自分も含め、基礎的な事柄が実はよくわかっていない人は実に多い。。実は教授もそうであるが。。

少なくとも興味の幅を広げる為に勉強すべきだ。高校の復習を終えたら、各分野の専門書をちゃんと一冊読む。授業では時間の関係で(教授の得意な...)ごく一部しか紹介しない。したがって、体系的な知識を身に着ける為に、あの分厚い教科書全てに目を通すべきだ。

農学部の化学系であれば、生化学、有機化学分子生物学、物理化学、微生物学、数学(物理化学の教科書で必要な数学は別途自己学習するとして、統計の入門書)あたりの教科書を読みこんでおく必要がある。日本語に訳された教科書を読んだ後は、英語の教科書も読むべきだ。丁寧に教科書を何度も読み理解を深める必要がある。

余力があれば、検定試験を受けておく。お勧めは、英語の試験である。英語ができてトーイックや英検の問題を解けない人はいない。なので基礎知識の確認として試験を活用すべきだ。英語はとりあえず、大学入試でセンター試験を90-100%とれない人は中学レベルに復習から初めて、あとは適当に英語の本を読んだり、ニュースを聞けばトーイック800点程度ならすぐとれるようになるのでまずはこのスコアをとっておくと良いかと。(これは大学1年で達成すべきだ。)

つまるところ、基礎的な理科系科目と英語の勉強の徹底。これをやるべきである。あとは、研究室や自分の趣味に合わせて適当に勉強をしたり、友達と遊べばよい。

もー大学嫌や、適当に学位だけとれりゃーいいやーとか言う人でも良いところに就職はしたいとは思う。そうならば、徹底的に何か3つのものを勉強しておくべきである。人にこれが得意科目と言えるものが3つある状態にはすべきである。それが、経済学でも、英語でも構わないから得意科目は作るべきである。そうすれば、就職活動でよく聞かれるシンプルな問い、学生時代に何をしましたか?に容易に事えられるはずだ。※この問いに簡単に答えられない人がなぜか多すぎるのだが...つーか、学生なんだから〇〇を勉強しましたとかいう答えが大半であるべきで、バイトのリーダーとかサークル幹事、旅とか...意味ないのが多すぎる。。留学とか最近多すぎで反吐が出る。しかも、交換留学とかでなくで、金持ちのぼんぼんが適当に語学研修とぬかしてお遊び行くという...(苦笑)